ブログ設営の経緯とごあいさつ
私のキャリアと環境分野への想い
中学生時代の環境分野との出会い
1997年12月。京都議定書が採択された。その時私はまだ中学生。将来なりたい職業などはまだなく、自分の人生に関係するトピックはせいぜい高校受験。
しかしながら、当時京都議定書に関するニュースは連日マスメディアを賑わせていて、中学生ながらに気になった。今でも何か頭に残っている。
二酸化炭素を減らせる仕事ってなんだろう。親を始め、先生方も明確な答えはくれなかった。当時の私は漠然と今でいう環境分野の仕事に就きたいと思ったものの、道筋は全く見えていなかった。
大学入学から現在に至るまでのキャリア
その後、時は流れて少しずつ情報は得るものの、当時の自分の行動力は恥ずかしくなるレベル。大学受験の段階でも明確な『環境』の仕事はイメージできていなかった。ただ、入学後も方向性のバリエーションが多い土木工学を選べたのはいい選択だった。授業、研究室選択、就職活動。自分で行動する癖がつくにつれて情報と見える世界が増えた。自然と『環境』に関連する分野を選べるようになっていった。
大学の研究室、新卒で入社した研究所、その後異動した産業廃棄物の中間処理場、学びなおした博士後期課程の研究室、環境関連のベンチャー企業。周りの方々にも恵まれ、ご指導いただく中で更にどんどん方向性が定まっていった。結果的に廃棄物処理を切り口とした環境分野において一風変わった経験と肩書きを得ることができた。
私の強みと使命
私の強みは、
- 環境分野の基礎技術を自分の手で触れながら網羅していること。
- また、廃棄物処理場での実務経験を通して現実的に何ができるのか、お金の流れ、物の動き、人の流れ。事業を継続的に行うには何が必要なのか、を肌感覚でわかっていること。
- そして、産業廃棄物の中間処理場の新設を通じて環境法規、環境行政を理解していること。
この3点に尽きると思う。
博士号を持っていて、監督官庁に出入りし、フォークリフトやバックフォーの免許を持っている人は恐らく日本全国探してもそう多くないと思う。現場の方の気持ちがわかり、大学をはじめとした研究機関の先生方や国の方向性を真剣に考える方々の言葉も分かる。環境分野においてそれぞれの最前線で戦う方々の交点になることが私の使命だと思っています。
長々とすみません。お付き合いいただきありがとうございます。簡単ではありますが、私が環境分野で歩みだした経緯と今思っていることを書き記しました。人生不惑を迎え、残りの人生で自分が社会に何で貢献するか。次の世代に何を残せるか。信じた道を進みたいと思います。
ブログ名 “Sustainatales”に込めた想い
このブログはSustainataleと名付けました。【Sustaina-】持続可能なと【tale】物語の造語です。URLにあるSustaintalesとEcoLegaciesは1つ1つのSustinataleが重なり、次につながる遺産と成っていくことを願って付けました。
環境法規、技術、経済性。複雑に絡み合って今のシステムは出来あがり、運用されている。廃棄物は資源というけれど、もう1歩進められないか。出会う方々と一緒に自分なり視点を加えてシステムや技術を開発する。そうやって社会に貢献したい。ここでは自分なりのアプローチを1つ1つ綴っていきたいと思っています。
引退するまでに世界のCO2発生量を1%削減する。私みたいな人間が100人いれば地球温暖化は解決する(そんな単純な話じゃないですが笑)。明確な評価方法まで用意する気はないですが、そんな気概で取り組みます。お付き合いいただけると幸いです。